なぜ、このような質問を投げかけたと思いますか・・・?
実を言いますと、家を買って失敗した人の多くが本当の目的を知らずして、安易にお家を買ってしまっているからです。
「家賃を7万円払っているからもったいない。」
「銀行に100%ローンが利用できるといわれたから。」
「不動産業者に金利が低い今買わないと、金利が上がったら買えなくなるよ!」
と勧められたから・・・
など、本当に安易な気持ちでお家を買った方が多いという事実があるからなのです。
失敗したお客さまのお話を読んでください。
昨年の出来事をお話しします。
某金融機関の紹介で、お客さまが悲壮な顔をして相談に来店されました。
そのお客さまは5年前、借家すまいから念願叶って新築の建売住宅を購入されたそうです。
きっかけはチラシを見て電話を入れた不動産業者の一言です。
「金利が今一番安い。来年から急激に金利が上がるから、今のうちに買った方がお得ですよ!自己資金無し、100%ローンを組んであげるから急ぎなさい。」と営業マンにいわれ、すべてお任せで買ってしまったそうです。
でも、そんな楽しい生活は長くは続きませんでした。
ご主人は「子供の顔を殆ど見たことがない・・・」と落ち込んでいます。
理由を聞いてみると、業者の営業マンが親切そうだったので、話を聞くことにした。
営業マンはこう言ったそうです。
あなたの家賃は今月7万円ですね。今の住宅ローン金利だと新築を買えますが、
来年になると金利が急激に上昇するようなので新築どころか、1000万円の汚い
中古ぐらいしか買えないですよ!と真顔で言ったそうです。
しかも、今なら自己資金も一切なし、100%ローンキャンペーンが利用できます。
今なら残り1戸あります。どうしますか?と言われたそうです。
いざ買う申し込みをすると、月9万円になりますがどうしますか?
家賃より月2万円高いだけ、新築を買えるなら・・・
少しアルバイトをすれば十分返済できる・・・
とご主人は考えたそうです。
実際には月9万9千円、35年ローン、約3万円の増加だったそうです。
新居スタート時から朝早くから会社へ、夜は帰宅し食事もせず、
すぐさま夜のバイトへ・・・帰宅するのは子どもたちが寝静まった午後11時頃・・・
奥さんは近くの会社でパート勤め、最近、夜も近くの居酒屋でアルバイト、
帰宅は夜9時ころ
小学生2人の子供は学校から帰って自分で鍵を開け、すぐに塾や習いものに・・・
日曜日は夫婦とも疲れてお昼頃まで寝てしまう。
当然、親子の会話はなくなっていく・・・。
だから子供と遊んだことがないということでした。
でも、落ち込んでいる本当の理由は、別にありました。
「お父さんはいません!」
お客さまは何気なく子供の机に目をやったとき、一枚の作文を見て
思わず、涙があふれ止まらなかったそうです。
新居に住んでからお父さんと一度も遊んだことがない。
家族旅行も行ったことがない。
自分たちが起きている時間にお父さんを見たことがない。
借家住まいの頃のお父さんが大好き!とつづっていたそうです。
「おれは、家族と子供と楽しい時間を作るために、マイホームを買ったはずだ」
「こんなはずではなかった。俺は一体何のためにマイホームを買ったんだ」と、
ポツリとつぶやきました。
話を聞けば、お子さまの作文を見るまで新築住宅を買ってからは、家族旅行はおろか公園にも行かなくなった自分に気づいたそうです。
5年間の思い出としては、朝から晩まで働いたこと以外何も浮かばない。
申し遅れましたが、私は(有)アイスルホームの代表をしています森川國弘と申します。
これから私の話を聞いてください。
実は、私も子供の頃に父親と遊んだ、家族旅行へ行ったことがまったくありません。
父親は、田舎で農業を営んでいました。
父親は、4人兄(姉)弟の上から3番目、次男でした。
おじいちゃんが亡くなり、長男が田畑も家もすべて財産を相続したのです。
ところが、農業はせず、私の父親に農業を強制的に引き継がせ、さらに、相続で得た田畑、
家まですべて父親に売って、とっとと出て行ったそうです。
当時の金額で40万円だったそうです。(今なら4000万円ぐらいでしょうか?)
相続財産は長男のも、借金で買うしかなかったそうです。
父親は思いもよらない借金を抱えたために、早朝から夜遅くまで一生懸命働いていました。
農繁期が済んだ冬には出稼ぎ労働者として大阪などに出かけて私たちのために
骨身になって働き続けたのです。
私も(5人兄弟)小学5年から高校卒業まで、新聞配達などで家計を助けてきました。
両親が一生懸命働いたお陰で高校を無事卒業出来ました。
両親には心から感謝しています。
ところが、お客さまと同じように、家族旅行はおろか、一緒に遊んだ記憶さえもありません。
私達家族を養うため、不自由な生活をさせないようにするため、
休まずに、年中、早朝から夜遅くまで働いていたからです。
家があっても幸せにはならない。
先程のお客さまは、家族のためにと思って、立派な新築住宅を買って
子供達に立派な部屋を与え、奥さんには高価なキッチンを入れた。
そして、自分は無理をした住宅ローンのために、必死になって休むことなく働いた。
不動産業者の営業マンを信頼し、すべてを任せ、この結果です。
誰を恨むことも出来ません。
すべては自分の責任です。
お客さまは
「家を買えば家族は幸せになれる」
「家族で楽しい時間を送ることができる」
「支払いが月3万円増えるだけならなんとかできる」
そう考えたそうです。
もし、5年前にアイスルホームへ相談に来ていたら・・・
不動産の知識を少しでも知っていたら・・・
住宅ローンのポイントを知っていたら・・・
不動産業者の見る目を持っていたら・・・
と思ってしまうのですが、今となっては後の祭りです。
どうすることもできません。
自分の無力さを痛感しました。
私たち、アイスルホームでは、古い家を大切にする中古住宅専門店。無理のない住宅資金節約運動を行っています。住宅ローンで一番有利な銀行、商品を徹底的に調査し、お客さまに合った銀行をご紹介します。
私は、
「お客さまのようにお家購入で失敗する人を出したくない」
「家購入で不幸になって欲しくない」
「家族で楽しい思い出をたくさん作ってもらいたい」
その気持ちで、必死にこの10年、不動産知識はもちろん、ローンの勉強もしてきました。
家を一番必要とするのは、子育て世代だと私は思います。
その子育て世代のご家族が買えるくらいの値段でなければ、家を買う意味がないと私は思っています。
目先の不透明な情報と利益優先主義の業界の是正とモラルがあればお客さまの予算にあった住宅を
十分ご紹介できるはずです。
不動産業界の営業マンは完全歩合制のところが90%以上、ごり押しでも高い物件を売らないと給料がもらえません。
お客さま無視の営業マンが多い。というより自分の生活が優先なのでお客さま無視にならざるを得ない
というのが業界の体質なのです。
押し売り営業にならない給料体制で営業マンを雇い、広告宣伝費を削り、モラルの向上をはかれば
このような悲劇のお客さまが大幅に減ることになるのです。
このような対応を心がけています。
次に物件をたくさん見ていただく。
一見は百聞にしかず!です。
物件資料だけでは、建物の善し悪しはまったく分かりません。
不動産業者が安くて良い物件がありますよ。と聞かされても
「本当のところ、いくらぐらいが妥当な価格なのか?」
「中古住宅を選ぶポイントは正しいのか?」
「10年後のライフスタイルを考えた家選びのポイントは?」
「良い営業マンを見分けるポイントは?」
といったものを、お客様の目でみて、厳しく私たちの言っていることにウソがないかを
試して頂くためです。
でも、物件案内に行ったら売り込みをされるのではないか?というあなたに私がお約束致します。
物件案内での売り込み、その後の押しかけ訪問営業などは絶対にいたしません。
私たちの物件案内は、売り込むためではなく、あなたに家探しの判断基準を持っていただくために行っています。ですから売り込みは致しません。
また、不動産業者は全国13万社あります。その内の95%が5人以下の中小会社です。
フランチャズ加盟店もあくまで個人営業です。
そして、95%以上の会社が歩合給制度、基本給がない。
ということは、家を売らないことには給料がない。生活ができない。
その結果、あなたに強引な売り込み、しつこい売り込みをするのです。
アイスルホームは基本給制度、一般の会社とまったく変わりはありません。
営業マンには、売り込んだら即クビ!と、きつく伝えています。
そのかわり、ご質問いただいたことには、すべて隠し事無く、責任を持って必ずお答えします。
家づくりで失敗する人が一人も出ないようになること。
それが私の目標です。
家は家族を守るもの
家購入で家族が不幸になるなんて、もってのほかです。
家購入が人生の最終目的ではありません。
楽しく、ゆとりある暮しをすることが本来の目的なのです。
あなたに合った家は必ずあります。見つけます。
どうかお家購入で余った資金を、子供の教育費や家族旅行の資金にお使いください。
もう一度聞きます。
あなたは誰のために家を買いますか?
どうして家が必要ですか?
本当に必要ですか?
わかりました。私が本気で家購入のお手伝いをします。
お電話、お待ちしています。
なお、お家購入から2年後、その客さまが信用していた営業マンから、「一身上の都合で不動産業者を退社しました」という挨拶状が届いたそうです。お客さまは今も自分への教訓として、この挨拶状を宝物のように取ってあります。